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2015/5/8
以前、東京大学大気海洋研究所や長崎大学、国立科学博物館、
帝京科学大学、OWAが協同で実施したマッコウクジラの
潜水行動調査に関する論文が公表されました。
この調査はマッコウクジラに静止画カメラロガーと
行動記録計を取り付け、何を、どのように食べているかを
調べるために小笠原で実施したものです。
回収した記録計から、約43時間の潜水記録と
約18000枚の画像データが得られました。
画像データの中には一緒に潜水する他の個体や
イカの墨と思われるもの、
その他にも海底などが記録されていました。
イカの墨は、マッコウクジラが深海でダッシュしたときに、
広がったもののようです。
マッコウクジラの生態を知る上で、貴重なデータが得られました。
【著者名】(太字:OWA職員)
Kagari Aoki, Masao Amano, Tsunemi Kubodera, Kyoichi Mori, Ryosuke Okamoto, Katsufumi Sato.
【タイトル】
Visual and behavioral evidence indicates active hunting by sperm whales.
【雑誌名】
Marine Ecology Progress Series 523: 233-241.
フリーアクセスの論文なので、どうぞご覧下さい。
http://www.int-res.com/abstracts/meps/v523/p233-241/